握手する戦いの終わり瞳は夏
2011年 01月 18日
"間" でしょうか。
伊達がファイナルセット4-1とリードした時、ラドワンスカがメディカルタィムアウトを取りまし
た。
対戦相手が腰部にテーピングをしてもらう間、伊達はじっと待つのでなくずっと身体を動か
していましたね。
このあたりはさすがだと思います。
この"間" がどんなに恐いものかを伊達は経験的に知っているはずです。
しかし、しかしですよ、試合が再開したとき、伊達は明らかに別人になっていました。
3ゲーム連取されて4-4。
試合後のインタヴューで「身体が冷えてしまった・・・」と言っていたように、あれだけ注意を
していても、ベストな状態からは遠い身体状況になってしまうのです。
ラドワンスカから見れば、ファイナルセット1-4はすでに崖っぷちに立たされているのと同じ
状況でしょう。
そのタイミングでのメディカルタィムアウトは彼女の戦略の一つだと思います。
勝つためにできることは何でもします!と。
もちろん、それが奏功するとは限りませんよね。
ただ言えることは、それもやってみなければ分からない、ということです。
厳しい戦いです。
ラドワンスカはメディカルタィムアウトを取り、伊達はそんな彼女の意図をわかった上で懸命
に身体を動かし続けたのです。
勝利の女神はラドワンスカに微笑みました。
今回は。
ラドワンスカにも伊達にも拍手です。
"間" が織りなす壮絶な人間劇をみせてもらいました。
テニスは総合的に人間が試されるスポーツです。
テニスが大好きです。
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もっとも 伊達選手と同じように 機敏にはもう動けないですけどね。
こちらも雪景色になりました。
雪道の運転 手に汗握ります。
え~っ、higuchi さん、伊達と同い年だったんですか!
機敏、そう、ジュニアの時の伊達の大きな武器は”足”だったんです。
その武器は加齢とともに武器でなくなり、40歳ともなるとトラブルのもとになるのですが今回は足のトラブルもなく快調でしたよね。
万全の準備をして臨んだと思います。
だから、余計に本当に悔しい負け方をしてしまいましたね。
これでまた彼女は火がついたと思いますよ。
雪道、十分過ぎるくらいに注意して運転してください!
やさしいこころでお願いします!