日溜まりやキューピッドの目と母の頬 2011/2/2
2011年 02月 02日
訃報に触れても実感が湧かなかったのに、私のブログを見て・・・涙がこみあげてきたというのです。
その日のブログの写真は、2007年9月23日の新潟市テニス協会主催の「テニスの日」に八代保くんがコーチとして参加してくれた時のものです。
写真はしばしば、その人のその時その空間を再現させる力を持つようです。
見ている自分もその写真の中に存在しているかのような。
彼女は写真を見て、大学時代に一緒にテニスをしていたあの時あの空間に入り込んだのかも知れません。
彼女は昨年の夏に女児を出産し現在は子育てに一所懸命だと言います。
我が儘な私はおねがいして5カ月の赤ちゃんの写真をメールで送ってもらいました。
見ると・・・まるでキューピッド!
思わずほっぺにさわりたくなるような。
赤ちゃんを見るといつも宇宙の神秘を感じます。
光のように飛んでいくもの、光のように飛来するもの。
その始まり。
個体発生は系統発生を繰り返す、といったのは生物学者のヘッケルだと聞ききますが、ならば赤ちゃんは宇宙の生成過程も再現しているといってもいいのではないでしょうか。
まあ、私の勝手な理屈ですが。
赤ちゃんは宇宙そのもの。
もちろん、だから八代保くんも、私も、このブログを見ているあなたも・・・。
もと、赤ちゃんですからね。
私は海外赴任中で彼には会いに行けませんでした。いまだに実感がわかず、忙しい日々にただ押し流されながら過ごしているような感覚でいます。
いつも身近に見ていた彼のテニスをしている姿をこのブログで見て彼のいない日本に帰ることのさびしさを感じてしまいました。
帰ったらすぐに彼に会いに行きます。