温かい人、まっちゃん 2011/10/8
2011年 10月 08日
ジャパンオープンの会場で選手を撮るまっちゃん。
そのまっちゃんを撮る私。
6月に亡くなられたテニスカメラマンの松本昭夫さんの姿が見えない今年のジャパンオープンです。
初めてお話ししたのは全国小学生大会、勝見志津を引率して行った第一生命相娯園テニスコートですからもう随分昔のことです。
新潟県三条市生まれのまっちゃんはなにかと新潟のジュニア達を気にしてくれて、「尾崎コーチ、どう?がんばってるかなあ」と言ってくれていました。
新潟で、ジャンボの子どもたちと一緒に花火を観たり祭りの縁日を楽しんだりもしたものです。
そんなまっちゃんを大会会場で見かけると、撮影している姿を私はいつしか撮影するようになりました。
私もそうですが、写真を撮る者はそうであるが故に自分の写っている写真はあまり無いものなんです。
子どもたちにいつも温かいまなざしを向けてくれるまっちゃんに、だから撮りためていつかまとめてプレゼントしようと思っていました。
6月の訃報でそれが叶わなくなってしまったことを知り、遅きに失した我が身を責めました。
今年のジャパンオープンも約束通りナダルが来ましたよ、まっちゃん。
準決勝でフィッシュと対戦し第一セットを7-5で先取したところです。