巧みさへの船は進む

なじらね~



ひょんなことから、とよく言いますが、まさにそれ。



ゼミが始まるや否や、爆笑問題のテレビ番組でこんなことやってました

よ、とMr.Tが言う。



柔道の金メダリストの吉田があんなに簡単に倒されるなんて!あり得

ないと思いませんか、と続ける。



私が、見た見たその番組、古武術の甲野さんだよね、と受ける。

するとMr.Tが本をかざして、で買っちゃいましたよ、甲野さんの本。



それを聞いていた先生がやおら引っ張り出してきたのが小森君美さん

著の『ナンバの効用』。



著者は甲野善紀さんと1998年春に知り合い衝撃を受け、それまでの

現代風トレーニングを見直し始め、新たな視点で研究を始めそれをま

とめたのがこの本だとのことです。



その『ナンバの効用』を斜め読みしながらふと思いついたのが、ある中学生

女子のフォアハンドのこと。



身体も大きく剛球を打つのですがコートに入る確率があまり高くなく、練習

時には突き刺さるように入るボールが試合になると入りにくくなるという状

況を大会ごとに繰り返しているのです。



テイクバックでラケット面が上向くために打点での適正な面が作りにくいの

ではと考え、修正しようとしていますがなかなかうまくいきません。



もちろん、そのようなラケット面を作り出しているのはラケットを持っている

腕なのですから、その腕の使い方をあれこれと変えて試しているのですが、

どうやら目の付け所を変える必要がありそうです。



などなど考えを巡らせていると次に先生が探してくれたのがこの本。

ニコライ・A・ベルンシュタインの『デクステリティ 巧みさとその発達』です。


ベルンシュタインは旧ソビエトの生理学者でこの本は1940年ごろ書かれ

たらしいのですが、著者の死後20年経ってようやく遺稿が発見され、英語

版が出版されたのは1996年だといいます。日本語版である本書は2003

年の発行です。


巧みさという複雑な心理物理的能力が、厳密かつ詳細に定義され分析

されています。


これを下敷きにして古武術の甲野さんの論を見ると・・・またまたヒントが

生まれてきそうな気がします。



ひょんなことから思わぬ方向へ船が進み始めると、なんだか嬉しくなりま

す。
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by jumbozaki-625 | 2011-11-14 14:30 | テニス | Comments(0)

人と人との出会いを紡ぐテニスが大好きです!


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