錯覚から実感へ
2013年 01月 10日
身体の成長を日々続ける子どもたちは自分が成長(発育)して
いることに気づかないことが多いようです。
あんなに高く見えていたネットがいつのまにか低く見えるように
なっている・・・。
小さかった頃はボールをネットの上に打とうと懸命だったのに
なんだかやたらとネットすることが多くなったなあ・・・どうして
だろう・・・?。
でもネットの高さは自分が小さかった頃と同じなんですよね。
変わらないネットの高さと日々変わっていく自分の身体。
この関係を理解する子どもは少ないです、正直なところ。
で、こうします。
ボールをネットにかけたらすぐに打点の高さにラケットを置いて
ガット越しにネットを見るのです。
うわっ、ネットってこんなに高いの?
ここでようやくネットの高さを再認識します。
立った状態の自分の目の高さからしかネットを見てないことに気
づき、打点に目を置くことをしようとし始めます。
すると・・・ネットにかける率が減ります!
日々成長していくジュニアたちと一緒にいることの苦労と楽しさが少しわかる気がしましたよ。