ジョルジュ・ムスタキ、ありがとう
2013年 05月 24日
フランスのシンガー、ジョルジュ・ムスタキの訃報を新聞で見た。
2013年5月23日、南仏ニースにて、79歳。
ひげ面に優しそうな眼、声を張り上げるでもなくギターを爪弾きながらつぶ
やくように歌うスタイル。
フランス語の歌詞の意味はよくわからなくてもなぜか心に沁み入るようで
20代のあるとき毎日のように聞いていた。
15歳年上だから私が25歳の時に彼は40歳だったのだ。
ネット上で彼の歌声に耳を傾けると20代の頃の記憶が蘇える。
当時は毎日ギターを弾きながら歌を歌っていた。
歌のない生活など考えられなかった1970年代。
「ミロール」や「私の孤独」などの代表曲もいいが、彼女は明日来
るだろうと歌う1972年の作、「ヒロシマ」も印象的。
明日とは平和の意味だった・・・。
訃報に触れ、今、気づいて愕然。
そうか、1980年に新潟に越して来てからずっとあなたの歌を忘れて
いました・・・。
恋人エディット・ピアフのために作ったといわれる「ミロール」を聞こう。
青春の心を温めてくれたジョルジュ・ムスタキ。
あなたの歌に出会えたことに感謝します。