涙からの脱出

なじらね~

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泣いていたと思います。

第2セット、1-4のチェンジエンドでベンチに座ったリシツキ、味方陣営の

方に目をやりながら。


今大会、先ず第14シードのストーサーに勝つと次は第1シードのセレナ

を破り、準決勝では第4シードのラドワンスカに勝って見事に決勝進出し

たリシツキですが、始まってみれば左右両手打ちのバルトリの攻撃に押

されまくり、なんと1-6、1-4。


それまでの試合で見せていたあの笑顔がまったくと言っていいほど見ら

れなくなっていたので、あの笑顔を取り戻せばいいのにな、と私は思って

いました。


バルトリの方は思い描くようなテニスができているのでしょう、最初から

変わらぬ集中力で、ポイント間も同じルーティンを繰り返していて乱れは

見られません。


片やリシツキは何をやってもうまくいかないようで半べそ状態。

そりゃ泣きたくもなると思います。


でも、でも、だからこそこんな場面で笑顔が欲しい。

いい顔してるときのリシツキはいいプレーをするのです。

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半べそ状態から、リシツキ1-5のサービスゲーム、バルトリの衰えない勢いに

2ポイント連続で失ったとき・・・・・・ここでリシツキの表情に生気が蘇えったよ

うに見えました。

マッチゲームで2ポイントを失ったにもかかわらず彼女は胸の前で小さくガッツ

ポーズをしていたような。

口元も動いていてなにやら自分を鼓舞するような仕草に見えます。



ストーサー、セレナ、ラドワンスカを撃破してきたわけですから実力はあるわ

けです。

自分を取り戻しさえすれば1-5からの逆転も可能だと思います。

そのためには・・・笑顔です。

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本来の笑顔を取り戻したリシツキ、得意のサーブで2回のマッチポイントを凌

いで2-5とすると続く2ゲームも取って4-5と希望をつなぎます。


結果は4-6で奇跡の逆転はなりませんでしたが、1-5からの3ゲーム連取は素晴ら

しかったと思います。


負けはしましたが、あの笑顔を復活させれば自分を取り戻すことができる

ことに土壇場で気づいたとしたらリシツキにとっては貴重な敗北だと思います。


笑顔・・・魔法です。

もちろん笑顔だけで勝てるわけではありませんが、技術や体力だけで勝てるわけ

でもありません。

自分らしさを保つ、あるいは何らかの事情で自分らしさを失ってしまったときに

笑顔は大きな役割をすることがあります。


笑顔・・・いいものです。

2013ウインブルドン女子決勝でのできごとでした。

マリオン・バルトリ (FRA)  6-1、64 サビーネ・リシツキ (GER)
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by jumbozaki-625 | 2013-07-07 23:59 | テニス | Comments(0)

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