伝えあい確認するトレーニング 2014/1/8
2014年 01月 08日
全員が同じように理解していると思ったら・・・これが大間違い!
で、レッスンの時に何かを説明したあとに、問いかけます、「今の説明、10
点満点で何点くらい分かった?」と。
すると、7点以上の子は・・・ほとんどいません!
5点、4点、中には2点と答える子も・・・。
10人いれば10人それぞれに理解力が違うのだからばらつきがあるのは
当然と言えば当然ですが。
え?お前の説明が悪い?
ハイ、確かにそうかも知れません、反省します!
小3のSANAに「垂直」という言葉が通じないことが分かったのは私に
とっては大きな収穫でした。
「垂直」を知らない子に「垂直」という言葉を使わないで「垂直」を理解
してもらう作業は楽しい経験です。
テニスで新しいテクニックを習得する際の喜びと同じような・・・。
さて、理解してもらわないと練習の効果が上がらないのは周知のこと、
分かってもらうための次の手を用意する必要があります。
さあ、今の説明をよく聞いていたと思うから、隣の人同士でお互いに
説明し合っててみようか。ハイ、始め~!
この様子を観察するのがとても面白いのです。
先ず、二人の距離。
これが遠い!
なかには次第に少しずつ離れていくペアもいたり・・・。
そして、相手と正対しないで横向きで話す子も多い。
ほとんど相手の目を見ない!
言葉がず~っと連なっているために何を説明したいのかがよく分からな
い子も。
いわゆる句読点がない話し方です。
言ってる方も途中でそのことに気付くのか、いったい俺は何を説明しよ
うとしているのかと困ったりしている・・・。
聞く方も、反応が少ない。
相槌を打ったり、うなづいたりすることがない。
それってどういう意味?とか聞き返したりも無い。
これでは話す方にしても相手がどの程度わかっているのかを確認しよう
がありません。
伝える(発信)、聞く(見る、感じる、触れる、などの受信)、そして
互いに確認する、というのがコミュニケーションですから、一方的に話
すあるいは聞くだけではコミュニケーションとは言えません。
自分の伝えたいことがどれだけ先方に伝わっているのかを確認する、あ
るいは、反対にあなたの伝えたいことはこれくらい理解できましたよと
いうことを伝える、この両方ができて初めてコミュニケーションが成立
し得るわけです。
で、先にあげたように隣の人同士でお互いに説明し合ってみようか、
となるわけです。
コミュニケーションの原点。
照れたりイジイジしながらの子どもたちのやり取りを眺めながら、
実は一番勉強になっているのが・・・私!
「どれだけ多くのことが起こるのか」素敵な写真です
今年もよろしくお願いします。
テニスとテニスを愛する人たちのおかげで人生が
豊かになっているのを感じます。
そしてもっと多くの支えの存在も実感しています。
人であったり猫や犬や草花であったり海山であったり
雲や空や食べ物であったり・・・。
生かされている自分に気づきます。
みぃちゃんの絵もその一つです。
本物を見る日が楽しみ!