ゆっくりでも着実な歩みこそ

なじらね〜

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ジュニアリーグ会場の大原運動公園のテニスコートへの坂道を登っていく途中、
足もとにうごめくものが見えた。

よく見ると、小さなミミズだ。
ほんの3センチくらいだろうか。

蠕動運動を繰り返しながら少しずつ少しずつ進んでいく。
その歩みはと言えば、遅い、まさに遅い。

遅いというよりも、よく見ていないと動いていないのではと
思うほどのゆっくりしたスピードなのだ。

だが、着実に進んで行ってるのがわかる。

一度に進む距離は数ミリほどだろう、
自分の体長に比べていかに進む距離が短いかがわかる。

でもそれは私がヒトの尺度で見ているから言えることであって、
たとえほんの僅かな距離でもミミズの尺度で見れば
きっとかなりの進み具合なのだ。

坂道で立ち止まってじっとその動きを見守っていると
坂の上からアップ中のジュニアが二人走ってきた。

思わず呼び止めて、
ねえ見てごらん、ミミズが一所懸命に前に向かって進もうとしてるよ、
この姿を見ると君らと同じだなあって思うよ、
なかなかうまくならなくてもどかしい思いをするんだけど
一所懸命に努力して少しずつ前に向かって進もうとするところが。

ほらね、止まってるように見えるかも知れないけど、
ほらね、確実に進んでるんだよ。

え?どこどこ?
と二人の女の子は私の指差す先をじっと見て、
あっ、本当だ、動いてる!
と声をあげた。

私と一緒にしばし眺めたあと、二人はコートの方へ走り去って行った。
ミミズと私たちを一緒にしないでよ、と思ったかも知れないが、
見つめる目が好奇心に満ちたような感じだったので
私にはそれが嬉しかった。

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ここ、中牟田杯の会場である博多の森でも
コートサイドでミミズを見つけた。

大原で見かけたミミズよりもっと小さくて
よくよく見ないとミミズとは分からないくらいのサイズ、
15ミリくらいだろうか、
それがあちこちにたくさんいる。
どれもミニサイズだ。
当然のように進む距離ももっと短く、
その進み具合は目を凝らさないと分からない。

隣のコートではジュニア達が必死の戦いを繰り広げているが、
ミミズはあくまでマイペースだ。
ゆっくりと、ゆっくりと、うんとゆっくりと・・・。

心の中で、
そうだよね、ゆっくり行こうよ、とつぶやく自分がいた。

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内藤祐希・坂詰姫野ペア、現在ベスト8。
田中瑛士・池田笑生ペアはファイナルセット4-6で落としベスト8ならず。





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Commented at 2015-11-08 00:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by jumbozaki-625 | 2015-11-05 23:17 | テニス | Comments(1)

人と人との出会いを紡ぐテニスが大好きです!


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