スピードの出し方と美しさの関係 2015/11/19
2015年 11月 19日
思うに、角速度発生システム、加えて関節の使い方の巧みさ・・・。
サーブの場合、
足首から順に、膝 → 腰 → 肩 → 肘 → 手首と、一番下の関節から始まるパワーの連鎖が最も遠い関節である手首へとたどり着き、そこに連結されたラケットに伝わる仕組みがある。
この連鎖が関節間で途切れることなくスムーズに行われることによってラケットは効率よく振られ、ボールにスピードを与えることになる。
今まさにラケットは最大速度(その人の体格や筋力などに応じた)で振られ、ボールにパワーを吹き込もうとしている!
この美しさ!
体の大きい小さいではなく、運動連鎖の巧みさがあるとき、われわれはそこに "美" を見い出すことができるようだ。
運動連鎖の巧みさが生む美しさはあらゆるスポーツに共通している。
一流のアスリートの動きは例外なく美しい(と私は感じる)。
スポーツにとどまらずあらゆる生活活動においても同様だろう。
大工さんが鉋(かんな)で木を削ったり釘を打ち込んだりする動きや、すし職人さんがすしを握る動作、お母さんが調理する時の包丁さばき、などなど、美しさを感じさせる動きには必ず巧みな運動連鎖があると言ってもいい。
そしてその美しさの先に、感動と勝利がある・・・。
で、上の写真をもう一度見ると、・・・美しい!
そして、
下のこの写真には
その予感が・・・ある!