師走来て花の静けさ極まれり 2015/12/17
2015年 12月 17日
なじらね~
12月も半ばを過ぎ、
何とはなしに慌ただしい毎日。
近所の公民館の脇に咲く花たちに目を休める。
どうやら遅い雪も降って来そうな。
冬の花たちの佇まいは静かだ。
気付かずに通り過ぎてしまいそうな。
凛と咲く水仙は
花びらに鼻先をくっつけるようにしないと
香りを嗅がせてはくれない。
でもその確かな芳香に思わず目を瞑る。
雪椿は固い蕾を更に固くし
白き友人を待っているのか。
山茶花の舞い落ちた花びらに
小さな声のカノンの連なりを聞く。
みな美しく
けなげな姿は
テニスの練習にいそしむ子どもたちのよう。
この冬を乗り越えよう。
この冬も乗り越えていこう。