早朝のプレゼント

なじらね〜
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まだ暗いうちに着く。
6時からのレッスンを受けに来るジュニアが待つコートに。

自転車を降りてふと見上げると、
2月の新潟には珍しい星空が
広がっている。

360度、ぐるりと。

見上げて、見まわして、いつの間にかさがしていた、北斗七星。
この特徴ある星座を探すのには大して時間はかからない。

北の空に、北斗七星が変わらぬ姿でそこにあるのを発見すると・・・なんとなくホッとする。
ホッとした後、どうして安心するのだろうと一瞬思ったが、その答をさがすより先に、北極星はどこだ?と視線を延ばす自分がいた。

あった!

子どもの頃、北極星はいつも北の方向にあり、全天の星々はその北極星を中心に回っている(ように見える)こと、そして北極星をさがすには先ずひしゃくの形をした北斗七星を見つけて、ひしゃくの先の二つの星の距離の5倍先を見ればいいことを習ったことを思い出す。
小学生の何年生のときだったろうか。
家に帰り、夜になるのを待って空を仰ぎ、北斗七星を発見し、その先にある北極星に辿り着いたときは、やった!と思ったものだ。
でも、すべての星たちが北極星の周りを回っていることまでは分からなかった。
星々の動きは子どもにとってはそれとわかるほど速くなかったのだ。
首が痛くなるほど見上げていてもわからず、ガッカリしたものだった。

何日かあと、再び夜空を見上げたが、やはりいくら見ても星たちが北極星の周りを回っているようには見えず、あきらめて家に戻り落胆とともに寝てしまった。
ふと目覚めたのは数時間後、真夜中だった。
よし、もう一度見てみようと、やおら起き出して外へ出て空を見上げ、寝る前に北斗七星のあった方向に視線を向ける。

あれ?どこだ?
どこ?

なんと、北斗七星はずいぶん上に昇っていた!

ここで初めて、星たちが動き、確かに北極星の周りを回っていることを発見!
動いたんだ!動いているよ!

心が震えたのを思い出す。

子どものころは毎日のようにこうした新たな発見や刺激があったような気がする。
今?
今はそんな子どもたちの輝く目を見ながら過ごす毎日だ。
子どもたちの目は北極星のように輝いているのだもの。

放射冷却で凍てつくような寒さの早朝、コートの上で一人のジュニアのテニスに磨きをかける。
手は寒さでかじかみ、痛いくらいだ。
動くにつれて体は温かくなるが手はますます冷たくなる。
その手に息を吹きかけながら、練習は続き、今日のテーマのフットワークは大幅に改善されていった。

練習が終わったころにはすっかり明るくなっていて、北斗七星も北極星もすでに見えなくなっていたが、懸命に練習に取り組んだジュニアの目は輝いていた。

この輝く目の一つ一つが、私にとっては北極星。






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by jumbozaki-625 | 2016-02-08 08:11 | テニス | Comments(0)

人と人との出会いを紡ぐテニスが大好きです!


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