10年後をイメージした上でのチャレンジを


なじらね~

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             (写真はテレビから)


「これまでこの方法でうまくできてたんだからこのままでいいじゃん、別に変えなくてもいいじゃん、だって変えるとうまくできなくなるし試合に勝てなくなるんだも~ん」。


ある程度上達してスキルの自動化が進んでくると現状に甘んじる気持ちが支配するようになる傾向があり、これが結構厄介なものとなる。

本来良いこととされる自動化が新しい技術の習得の妨げになることだってあるのだ。

動作の固定化、保守化とでも言えばいいか。
これがジュニアの成長を妨げる大きな邪魔者になる可能性が高いことに気が付かなければならない。

メンフィスオープンで大会初の4連覇を成し遂げた錦織圭の試合後のコメントがその一端を物語っている。

決勝で対戦したアメリカの18歳の高校生選手、テイラー・フリッツを称賛したあと、相手のミスを恐れない姿勢に「ああいう思い切りは今の自分にはない部分。たまには欲しい」と。(共同)


13歳でアメリカに移り住み18歳でグランプリ初優勝をするなどの快進撃をしていた錦織が2013年からマイケル・チャンの指導に接した時、まだまだやるべきことが沢山あることに気付いたそうだが、錦織でさえいつの間にか保守化していく自分を客観的に冷静に見つめるのはそれだけ難しいということだ。

錦織レベルでさえそうなのだから小中学生たちがそう思っても無理はないのかも知れない。

と、納得していていいのだろうか?

たとえば10歳のジュニアの10年後を考えるとき、身長だけ見ても男子は10歳の約139㎝から20歳で約171㎝となり32㎝も伸びるし、女子も約19㎝伸びるのだ(2015文科省)。
体重も男子で約32㎏、女子で約16㎏増えることになる。
発育だけでなく当然、機能面でも大きく成長するわけなのだからスキルも大幅に進歩することになる。
加えて試合経験も豊富になり人生経験もそれなりに重ねて、観察力や思考力判断力だって良くなる。


身心ともに成長すること、経験も多く積み重ねていくことを十分考慮し、長期の時間軸を見越した上での育成プログラムを立てる事が必須となり、5年後、10年後の姿をイメージした上で今何をすればベストなのか、今何をしない方がベストなのかを熟慮し練習に取り組むことが大事となる。


錦織の「ああいう思い切りは今の自分にはない部分。たまには欲しい」というコメントには、自分をいましめると同時に、思い切りだけでは勝てないことも経験から十分わかっているんだ、という自負も含まれているように感じられ、錦織なりのバランスを考えてチャレンジと成長を続けたいという意志表示のように思えた。
錦織も若手の追い上げから多くの刺激を得てさらにチャレンジしようとしているに違いないのだ。

ジュニアたちよ、もっともっとチャレンジしよう!
今はできなくてもこれからできるようにすればいいのだ!




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by jumbozaki-625 | 2016-02-18 10:44 | テニス | Comments(0)

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