なじらね~
新潟大学医学部女子テニス部の練習会、全7回が終わった。
毎週月曜日の夜9時から11時まで。
夏の東医体に向けて毎年この時期に集中練習をするもの。
夜遅い時間にもかかわらず毎回全員が気持を集中して練習に取り組む姿にはコーチの立場から見ても心打たれるものがある。
おのずと指導にも熱が入るというもの。
春のスタート時に、現状から何パーセントレベルアップしたいかの目標を掲げて練習に取り組んで来た。
コーチの立場から見て、全員がそれを達成したと思う。
本番の大会までに数回の他大学との対抗戦をしてきたが、悔しい負けが多く、だから余計にやる気を出すことができたようでもある。
それでいいと思う。
練習の成果を試合で試し、その試合の内容を振り返ってはまた練習に励む。
レベルアップにはこのサイクルが必要。
これを繰り返すことが目標達成の王道だ。
彼女らの素晴らしさはそのひたむきな取り組み方だけではない。
練習中に私がちょっとしたアドバイスをしても必ず「ありがとうございました!」と元気な声が返ってくる。
これはできそうでなかなかできないことであり、簡単そうで実は難しいことなのだが、彼女らは当たり前のようにおこなう。
アドバイスを受けてもありがとうございました、と言えないジュニアが多いなか、これは人として本当に素晴らしいことだと感心させられる。
8月初めの東医体まであと少し。
努力がそのまま勝利に直結するとは言えないが、努力なくして勝利に近づくことなどあり得ないのは確かなこと。
彼女らのことだ、残る約3週間、最大の努力をするに違いない。
ファイト!