なじらね〜
ありがとう、が言えない子が多いのはどうしてだろう。
大分前の事ではあるが、ジャンボまで親に送ってもらって車から降りる時に「お母さん(あるいはお父さん)ありがとう」と言ってる人は手を挙げてごらん?と訊いたところ、誰の手も挙がらなかった時は愕然としたものだ。
こんな質問をしなければいけないこと自体が情け無い話なのだが、ある時スクールの駐車場で車から降りてくる子が無言でドアを閉めるのを見て、ありがとうって言いましたか?と問いかけると、いいえ、との返事。
驚いた私が、ありがとうって言った方がいいよ、送ってもらったんでしょ、と続けて言うと、なぜか驚いたような目が返ってきたものだ。
その目は、何で親にありがとうって言わなきゃいけないの?とでも言ってるような目だったので正直言って驚いてしまった。
で、さっきのような質問をすることになったわけだ。
王様のように振る舞うのは経験の少ない子どもというものの特質ではあると思うが、そんな子どもを人に成長させるのは子どもではない者の役目だと思う。
以来、レッスンの合間にちょくちょく質問をする。
親に送ってもらって車から降りる時に「お母さん(あるいはお父さん)ありがとう」と言ってる人は手を挙げてごらん?と。
今や全員が手を挙げるようになった。
でも、まだまだありがとうが少ないのは事実。
新大医学部女子テニス部の皆さんが良い模範を示してくれている。
彼女らの未来は明るいに違いない。
ありがとう、ありがとうございます、ありがとうございました!
いい響きですね。
信頼関係を築き、友達を増やし、互いを理解し合い、敬意を払う、とてもいい言葉、それが、ありがとう、ありがとうございます、ありがとうございました、だと思う。
ありがとうを言える場面は日常の中にたくさんあるはず。
学校、家庭の中、テニススクール、移動の電車やバスの中、買い物やイベントの時、大会に出ている時、などなど。
言ってみよう、
ありがとうございます!