なじらね~
2017ジュニアフェドカップでのプレーの様子がITFのフェイスブックにアップされていて、内藤祐希の写真がたくさんあるのが嬉しい。
どの写真も食い入るようにボールを見つめている。
よく、ボールを見ろ!と言うのだが、高速で飛んでくるボールを見続けるのは、実は難しい。
写真を撮るのが好きな私はファインダー越しにクローズアップで選手の顔を見ているのでボールを見ているか目が離れているかがよく分かる。
祐希は実によくボールを見ている。
いや、ボールではなくボールの芯を見ている。
だから、当たりが良い、言い替えればエネルギーを確実にボールに与えることができるわけだ。
ある程度習熟すればよく見ていなくてもボールには当たるのだが、当たるのと芯をとらえる、つまり芯を食うのとでは明らかに違う。
(芯をとらえることをゴルフでは「芯を食う」というらしいが面白い表現なので私も使っている。)
少しだけゴルフをやったことがあるが、クラブで芯を食った時の感触とその時のボールの飛びの違いはそうでなかった時のそれとは驚くほどに違ったのをよく覚えている。
(私が芯を食ったのは数えるほどしか無かったが・・・。)
漠然とボールをみるのではなく、ボールの中心の小さなただ一点を見よ!
少し意味合いは異なるが福田雅之助の「庭球する心」にこうある。
この一球は絶対無二の一球なり
一生テニスを続けても同じボールは二度となく目の前のボールはただこの一瞬だけのものだよね、だから・・・。
フォーカスを絞るという意味では共通したものがあると思う。
とまれ、祐希のこの目をほかのジュニアたちのお手本にしようと思う。
ありがとう、祐希!