なじらね~
( WhitneyOsuigwe) (Alexa Noel)
北半球が秋から冬に向かう今、大会の会場は赤道近辺から南半球へと移る。
ITFメキシコの大会(Abierto Juvenil Mexicano2017)でノーシードのAlexa Noelが世界ランキング1位の Whitney Osuigweを6264のストレートで下して優勝という記事がITFのHPに載っていた。
Noelはアメリカの15歳でランキング161位、初戦から決勝までの6試合で1セットも失わないでの優勝。
オレンジボウルU14優勝とグレード4の大会での優勝という戦績を持つが、ランキング161位がランキング1位に勝ったわけだ。
片や、Osuigweと言えば今年の全仏オープンジュニアのチャンピオンで大阪での世界スーパージュニアでも決勝に進出している実力者でジュニアフェドカップの決勝では内藤祐希を擁する日本に勝ってアメリカを優勝に導いている。
(決勝は第1セット4-1まで祐希がリードしたが7-5 6-3でOsuigweの勝ちだった。)
ジュニアの世界ではこのようなことがよく起きると言っていい。
1年で、半年で、いや3か月の短い期間でも急成長するものだ。
もちろん、その間にレベルの高い練習と試合を重ねるという条件が付くが。
逆に言えばその反対も起こりうるということ。
一つの大会で優勝したからと言ってテニスの質を上げようという努力を怠ればたちまち逆転劇が起きる。
チャンスを信じて絶えず努力を続ける者だけが果実を得る。
努力がすべて実を結ぶとは言い切れないが、大きな成果を得た者は必ず高いレベルで努力をしていると言い切れる。
ファイトだ!
(写真はITFのサイトから)