なじらね~
第1回大会でWCをゲットできなかった北信越勢3人に加えて三本茉美が参戦。
初日の結果は・・・
茉美と菜海は奇しくも同じスコア6-8で2回戦敗退。
りりかとゆきなはベスト4に残り望みを残した。
菜海は3-6から6-6まで追い上げた時は流れを掴んだかに見えたが逆転ならず。
ノーアドの試合では40-40になった時にいかにそのゲームを取りきるかが大事だと痛感したと思う。
今回の遠征は1勝2敗で終わった。
が、どれも接戦で、いい経験になった。
WC獲得は大きな目標だがテニスのレベルを上げることは更に大きな目標なので成果は確実にあった。
自分は何を持っていてこれから何を育てていけばいいのかがよく分かった4日間になったことと思う。
会場で選手を見ていてつくづく思ったこと。
ある男の子は練習の時から打点が後ろで常にのけぞって打っていた。
が、ショットにパワーはある。
試合でも同じで、時折いいショットを放つのだが打った後のポジションが常に後ろになり守備的になってしまう。
腕だけでの力任せのテニスは通用せず、すぐに敗退。
ある選手はきわどい所ばかり狙っていて決まればガッツポーズだが当然サイドアウトを連発しミスするたびに大きくうなだれてラケットをだらりと下げ何やら自分をなじるようなセリフを吐き・・・敗退。
まだまだあるのだが、やはり日ごろ何をどうしているかが試合でのプレーを支配するということがこれらの例からわかる。
テニスは日常だとよく言われるのだが試合では日常のすべてが総合されて結果が左右されますよと言うことだろう。
試合の時だけいいテニスをしようと思ってもそうはいきません、日ごろからいいテニスをしようと努力しているかどうかですよと。
また、ボールを打つことはもちろん、それだけがテニスではないという意味でもある。
考えたいのは現在のレベルと目指すレベルとの差異を常に理解して行動しようとしているかだ。
・エッグボールを打つなどの打球スキルに関して・・・
・ポイント間に行なう行動に関して・・・
・フットワークなどの体力面に関して・・・
・ポイントやゲームやセットをどうやって取るかの戦略と戦術に関して・・・
・行動におけるスイッチの切り替えに関して・・・
・何をいつどのくらい食べるかの栄養補給に関して・・・
・挨拶や自己表現に関して・・・
などなど、何をどうしていけば目標に近づくことができるのかを常に考えて行動することはテニスにおいても人生においても最も重要なことだと思う。
心理学ではこの差異を認識することによってはじめてモチベーション(動機=やる気)が発生するという。
りりかとゆきな、北信越勢同士の決勝になることを祈っている。