オリオンさん そこにおりおん 2010/2/25
2010年 02月 25日
はい、信濃川です。
きっと始まりは長野県の山奥の一滴の水でしょうね。
ひと滴に端を発し沢や小川となりそれらが集まってやがて
千曲川となり、悠々と流れ流れて信濃川と名を変え、長大
な流れの果てに日本海があります。
そこに私の住む新潟市があります。
もちろん住んでるのは私だけじゃありませんよ。
両岸は整備され「やすらぎ堤」として市民の憩いの場として
愛用されています。
夕方、日が落ちてからその「やすらぎ堤」を約1時間ほど走
ってきました。
走るといってもスロージョギングで、ほとんど歩いているよ
うな速度ですが、時々、テニスコートのサイドラインの長さ
くらいのダッシュを入れます。
河口に向かって左岸の草の上を走っていると右上空に月が。
いつになく透き通った空で、月の左下には火星がやや赤み
を帯び、すぐ右下には冬の代表的な星座のオリオン星座が
堂々と鎮座してます。
そうです、中ほどに三つ星がある、あいつです。
足を止めて、そう言えば、オリオン星座の一番左上の星で
あるペテルギウスは近いうちに超新星となって星の最後を
迎える運命なんだよな、と思いながら眺めていると、三つ星
の左端の星が突然明るく輝きだして下へ向かってスーッと
動いていき、2、3秒でアレレ、消えていったのです。
おいおい、爆発するのはお前じゃないだろうよ、と思いなが
ら、よく見ると三つ星はそのままでそこにあるのですよ。
そっか、人工衛星が沈んだ夕日を受けて光ったんだな、と
思ったものです。
しかし、すごい絶妙のタイミングで見ていたんだなとも思
いました。
月の左下には相変わらず赤い火星、右にはオリオン。
新潟の春先には珍しい天体ショーです。
オリオンを眺めながら再び走り始めようとすると・・・今度
は三つ星の右端の星が突然明るく輝きだして下へ向かっ
てスーッと動いていき、2、3秒で消えていったのです。
思わず三つ星を確かめると確かにそこにあるのです。
ということは、またまた人工衛星?
いや、宇宙ステーションかな?
さすがにお父さん星とは思わなかったんですけど、ひょっ
としたら、ね。
そう言えばウルトラマンのふるさとはオリオン座のM78
星雲だし。
つい先日まで雪で埋まっていて近寄れなかった「やすら
ぎ堤」と星のお話でした。
(2月5日はこの雪!)