人ありて雪ありてまた情けあり 2011/1/31
2011年 01月 31日
腰痛と足のしびれにはこの雪道はつらいものがあり、思い切ってストックを出してみました。
杖です、早い話が。
還暦を過ぎ、杖をついてでも生きていこうとする人間がいる傍らで、25歳の青年の命が車によって一瞬に奪われていくのです。
生きるための杖、便利なものの代名詞のような車。
どちらも我々が生み出した道具です。
私のストックも使い方によっては凶器となり得ます。
人間は道具を使っているようで実はその奴隷になっているのかも知れません。
人が人であるために光を得るにはどうしたらいいのでしょうか。
でも豪雪地帯にお住まいの方の苦難をニュースで見ると、そんな軽々しい思いは吹き飛びます。
若くしてこの世を去った命、お悔やみ申し上げます。
雪に覆われたサザンカの花も悲しげに見えます。
ありがとうございます。
” 雪はミュートされた音楽 ”って素敵に詩歌的な表現ですね。
そこに命が重なって、雪国の生活が毎日繰り広げられます。
一度、雪の新潟にいらっしゃいな。
早世した若者を思いながら生と死の摂理をただ嘆息しています。