2013ジャパンオープン準決勝を見て
2013年 10月 05日
デルポトロ対アルマグロの試合は火を噴くようなサービスの応酬でキープが続く。
となるとタイブレーク。
その緊迫したタイブレークをデルポトロが二回ともセーブして勝利。
コートサーフェスが速いせいか初めのうちはラリーが続かず単調な展開だったが次第に両者とも深さとプレースメントのラリーで相手を追い込もうとするようになる。
デルポトロは得意のフォアハンドを使うためにバックのスライスを低くキープし相手にボールを持ち上げさせようと図る。
これがはまるとデルポトロのフォアハンドが炸裂するのだ。
アルマグロはそうはさせじと片手バックで逆に相手を攻め込もうとする。
ため息の出るようなスーパーショットも数多くあったがそれを支えるフットワークと体力には感心せざるを得ない。
地道なトレーニングの成果に違いないが試合コートではその部分は見えにくい。
トレーニング抜きでテニスは成り立たないと思うが観戦しているジュニア達のことを考えるとテレビ解説に当たる関係者にはその辺りをもっと分かりやすく紹介していただきたいなあと思う。
心技体のうちの体が軽んじられているような気がしてならない。
自戒を籠めて。
大会本部で仕事をしている勝見コーチがわざわざプログラムをジャンボのジュニア達にプレゼントしに来てくれた。
近くで見ているとデルポトロがとても良い表情で試合をしてましたよ、と教えてもくれた。
我々の席からは表情までは見えにくいので、ああそうなのか、と思った。
もう一つの準決勝はラオニッチがドデックに勝利。
明日の決勝は巨漢同士、ビッグサーバー同士の対戦。
録画して観戦することにしよう。
新幹線は新潟に向かってひた走る。