なじらね〜
試合は強い方が勝つ、だろう一般的には。
となれば負けた時は弱いから負けたということになりそう。
では、強さとは何か、弱さとは何か、ということになるが、さあ、どうだろう、この問いに対する答えは?
強さの中身、弱さの中身を具体的にかつ的確に説明せよと言われたら・・・全国大会の会場でジュニアたちからアンケートを取るとどんな回答が得られるだろうか。
2018中牟田杯2日目の朝、屋外1番コートから3番コートまでは女子のシード選手がシングルスの試合をしていた。
第6、9、14シードの選手だ。
対するはノーシードだがすでに初戦を勝った選手で、3人共にストレート勝ちでの2回戦進出なので決して弱いわけではないだろう。
第9シードの選手がストレートで勝ったのを見届けたところで会場を後にしたので残る2試合がどうなったかはわからないが、14シードと対戦していた選手の空中戦の上手さが目を引いたのでその後が気になって仕方ない。
相手を外に追い出し、ロブをあげる態勢だと見るやいなやベースラインの内側に入ってドライブボレーで攻撃する。
いつも成功するわけではないのだが相手に与えるプレッシャーは大きい。
現に第1セットの終盤までゲームは競っていた。
さて、ここで、強さとは何か?となる。
追い出してからのドライブボレーという展開が強さなら、相手がそれに対抗する何らかの手段を持たなければ相対的に弱いということになり、弱い者は負けるという理屈からすれば・・・結果が見えてくる、単純に言えば。
もっと言えば、追い出してからのドライブボレーという展開と同じようなものを持っていれば強さは拮抗し、あるいはそれを上回るものを持っていれば強さは逆転することになる。
さあ、外に追い出された時にロブ以外の有効な手段を選択肢として持っているか?
または、外に追い出されないための方法を持っているか?
あるいは、追い出されてからのドライブボレーでポイントを失ってもその失点を上回る得点方法を実行するか?
もちろん、強さの中身はさまざまであり、ある特定のことだけで勝敗が決まるわけではない。
いろいろな要素が総合されて勝ち負けの結果につながるのは言うまでもない。
さて、11時半に会場を後にし博多駅12時33分の東京行き新幹線に乗り、上越新幹線に乗り換えて新潟駅に着いたのは夜8時。
飛行機なら2時間だが陸路だと7時間半!
帰宅して試合結果を見ると・・・。
2018中牟田杯、女子ベスト16のうちノーシードの選手は2人だけ。
1人は相手の途中棄権で、もう1人はファイナルセットタイブレーク7-4での勝利。
強さとは、弱さとは・・・!
帰り際、公式練習でコートをシェアした北海道の選手と 倖久。
来年また会おうね!
大会運営の皆さま、引率の皆さま、一緒に練習してくださったジュニアの皆さまとお世話になりましたコーチの皆さま、大変ありがとうございました。
(クラブハウスの入り口で毎年待ってくれているディプラデニア)