なじらね~
テニスは手に持ったラケットでボールを打つため、どうしても腕やラケットに気を取られがちになる。
そうなってもやむを得ないと言えば確かにそうなのだが、ラケットもそれを持つ腕も手も実は身体の一部であることを無視するわけにはいかない。
ラケットの真ん中でボールを正確にとらえるためには身体を良い場所まで的確に移動させることが必要だろう。
それができるのは・・・足!
腕ではない!
だから、足に注目することのできる者だけが・・・テニスを制すると言っても言い過ぎではないと思うがどうだろう。
テニスは「手ニス」ではなく「足ニス」だ!と言われるのはこのためだ。
単なるおやじギャグではない真実が「足ニス」には込められている。
私は試合中の素振りは嫌いだ。
試合中にミスしたからといって素振りをしても意味はないし、むしろマイナスだよ、やるなら足を見ろよ、足を動かせよ、とジュニア達には言いたい。
もう随分前のことになるが園田学園の名物監督だったみっちゃんこと光国監督がある大会でベンチに入っていて、負けそうになっている教え子に向かって「足や!足や、足言うてるやろ!」と顔を真っ赤にして怒鳴っていたことがあった。
技術的なアドバイスなど一言もない。
「足や!足や!」だけ。
選手は・・・そこから見事に逆転勝ちをした!
本当に大事なのは・・・足!ですよね、ジュニアの皆さん。